ペナン島、街が丸ごと世界遺産のジョージタウンを歩く
シンガポールよりも先に英国の植民地となり栄えたペナン島の街ジョージタウンはマレーシアが独立した後にはぽつねんと忘れ去られ、まるで時が止まったかのような街だった。
現在住んでいるシンガポールと同じく、中華系が大半で、街を歩けばショップハウスに道教の寺院、モスク、カラフルなヒンズー教の寺院があり、本当にふた昔前のシンガポールはこんなんだったんだろうなぁ~と想像できた街歩きでした。
先に訪ねたブルーマンションから次に向かうのは緑の外壁の館のペナン プラナカン マンション。道中にはローマカトリックの大聖堂にセントジョージ教会が建っていた。
どれも真っ白で、シンガポールで言えばラッフルズプレイス辺りの様な感じ。
この日は東南アジア全体が熱波に包まれた日で、ペナン島でも例外なく体感温度が38度だったのです。だから日陰のない街歩きが本当にキツカッタ。
シンガポールでもよく見かけるアールデコの建物。
歩いて15分ほどで緑の館に到着。でも暑さで疲れてしまって、見学する気にもなれなく、外の売店で水を買っただけだった。
入り口からちょろっとのぞき込んで終了。
午後5時を過ぎていたからなのか、熱波だからなのか分からないけれど、閉まっているお店も多くて、寂れた感じ漂うジョージタウン。それに人もほとんど歩いていない。
緑の壁のペラナカン マンションの近くにはリトルインディアがあった。それでもやっぱり人はあまりいない。
周りに高い建物がないから余計に目立つインドの衣装屋さんがやけに寂しげだった。
これと言って買いたいものはないし、暑いし~~~~
ジョージタウンの中心にも行ってないけれど、本当に暑くて、今日はもう帰ろうよ~~~~と提案。
じゃぁ~グラブを呼ぼうと目印になるモスクまで移動した。
で、グラブを呼ぼうと地図を見ていたBenoitが観光の中心ってあと1ブロック先だよと言う。
もう少し頑張って歩いて、あそこにも何もなかったらホテルに戻ろうと。そうしたら、いました!ツーリスト達。と言ってもチョロっといる感じ。
ジョージタウンの中でも早くに作られたアルメニアン通りがこの街の中心となるらしい。
道教寺院周辺にはリキショウのおじさん達が沢山待機していた。
暑いこんな日はリキショウが楽!と30分のツアーをお願いし乗り込んだ。でも巨体が2人ではちゃんと座れないほど狭い。お尻を斜めにし、なんとか押し込んで出発!
まずはアチェモスク。スマトラ島のアチェから移住してきたアラブ人によって、スマトラ様式を盛り込んで建てられたモスク。
その前には男の子の壁画がある。リキショウのおじさんは英語を話さないけれど、ジョージタウンでは街中にある壁画と一緒に写真を撮るのがツーリスト達の間のお約束みたいになっているらしく、さ~写真を撮れ!と促される。でも私達は一緒に写真を撮らなくてもよいので、絵だけ写真に収めて、先に進む様にお願いした。
黄色がまぶしい、ヒンズー寺院。
典型的なプラナカンハウス
シンガポールにもクラブストリートに大きな作品があるけれど、ジョージタウンでもいくつかアイアンワークの作品を目にしました。
やはりアートスポットには多くの人が並んで写真待ちしてました。この絵の近くが一番人がいたかもしれない。
シンガポールではYipさんの壁画が有名で彼の描いた壁画巡りをするツーリストもいるほど。それと同じく、ここペナン島ではリトアニア出身のアーティストが描いた絵がペナン島ジョージタウンの観光に一役買っているようだ。
アート前で止まっては、さ~獲れと顔で促すリキショウのおじさん。
この倉庫みたいな所ちょっと気になった。カフェやショップがあるみたいだったけれど、降りて、コーヒーでもなんて出来ないので先に進む。
倉庫の横には又アート。絵も段々薄れてきてしまっている。
シンガポールには博物館が併設された立派な消防署があるけれど、それの小さい版みたいなクラシカルな消防署
リキショウでのツアーは出発地点に戻っておしまい。
ジョージタウンンではローカルグルメも楽しめると聞いていたけれど、時間帯が悪かったのか、開いてるお店は少ないし、暑いしで街中で食べたものはゼロ。お水しか飲まなかった。
本当にシンガポールと似ている以外にジョージタウンならではの魅力を発見できなかった私達。もっとちゃんと下調べしておけば良かったなぁ~と反省している。
帰りの空港のラウンジ内でも街で見かけたようなノスタルジックな画がありました。
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