誰もいない朝と夕方の北村韓屋村を歩く
2022年11月ソウルの北村韓屋村内にオープンしたノスタルジアソウルのハノクに宿泊してきました。
北村韓屋村でも特別管理地域として指定されたレッドゾーン内(北村路11ギル)にあるハノクで、ここは景福宮と同じく韓服をレンタルして写真を撮るのを楽しみにしているツーリストで一杯のスポットでもあるけれど、地元の方たちが住む居住区でもあるのです。
観光業も大切だけれど朝から夜までマナーの欠けたツリースト達によってココに住む住民たちが観光被害を被っているのも事実だったらしく、2024年11月からツーリスト達へ北村韓屋村内での時間制限を設ける様になったばかりの頃でした。
北村路に入りしばらくすると、地元のボランティアの方々が村内の要所要所で静かに歩くように促すジェスチャーを見かけました。
写真↑1777の垂れ幕はノスタルジアのもの。村内にすでに数か所ハノクをリノベートして運営してますが、他にもプランがあるみたいです。
泊まっていたHillo JaeはこのY字どちらからでも行けますが、右に坂を上っていくとノスタルジアの看板ハノクであるBlue Jaeがあります。
12世紀に建てられたハノクは韓屋村で最も印象的な建物の一つで、大統領府のブルーハウスの屋根と同じ種類の青い屋根瓦が特徴だそう。
こちらもノスタルジアの別のハノク。
北村韓屋村にはノスタルジア以外にもハノクをリノベーションした素敵なホテルがありました。
もし、ノスタルジアが満室だったらと考えていたRakko Jae。
本当に誰一人いない村内を歩くのはとっても静かで気持ちが良かったです。
立派な松の木が玄関前にあったハノク。
北村韓屋村の入り口Y字の左側を進むと素敵なお店もチラホラ
丘に作られた村では南仏のサンポール ド ヴァンスみたいにお店が階段の下だったり、上だったり・・・・
そしてどこもとってもチャーミング。
一軒のコスメショップでシートマスクを買いました。スタッフの女性たちは皆陶器の様なつるんとした肌をしていた。私も彼女たちみたいに美肌になれるかなぁ?
北村韓屋村のメインスポットでもあるレッドゾーンは午後5時から翌日午前10時まで観光客は出入りが出来なくなっているけれど、住民と知人・親戚、商業関係者、宿泊客、店舗利用客などの出入りは認められているのです。
だから、朝起きて朝食を取るために村の入り口にあるOne Cafeへ行く道すがらはノスタルジアの宿泊者に与えられた特権なのです。
誰もいないけれど、早朝からタスキをかけたボランティアの方々が待機してチェックしています。
朝日を浴びて赤く染まる紅葉が綺麗だったハノク前。
昼間は隙も無いほどに人で一杯になる人気の写真スポットで誰もいない。
朝は10時からレッドゾーン内に入れるけれど、10時5分には待ち構えていたツーリストがすでにいるのです。
朝のお仕事を終えた村のボランティアの人達、ご苦労様でした。
朝だけではなく、夕方5時にはツーリスト達は村から出なくてはいけないのです。
だから夕方のノスタルジックな空の下、北村韓屋村を歩けるのもノスタルジアの宿泊者ならでは。
泊まっているからと言って、村の中を好き勝手に歩くわけでもなく、朝ご飯に行くから、ディナーを食べに村の外に出るから誰もいない村の中を歩けるのです。
ツーリストのいない、シーンと静まった朝と夕方、夜の北村韓屋村は情緒があって素敵でした。
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