夏恒例!ブリュッセルのグランププラスで繰り広げられる中世の時代絵巻”オメガンク”
ベルギー、ブリュッセルの夏の風物詩的行事、
世界遺産のグランプラスで行われる中世の歴史絵巻の大スペタクル”オメガンク”
本番前、グランプラスでもっとも目を引く15世紀建造の市庁舎でのレセプションへの招待を受けて以来、
それに合わせて観覧席の予約をしていた。
スペタクルが始まるのは欧州の夏の黄昏時、午後9時ごろ
ベルギーと日本の友好150周年にあたる今年は本番前の前座で日本の衣装をまとった人達がグランプラス内を1周パレード
その後はEU各国の国旗がはためく中ゲストスターのOzark Henry(私はこのシンガーの名前は初耳)が1曲
中央にベルギーと
EU,そして日本国旗!
そしてやっとオメガンクの開催宣言(フランス語、フラマン語、英語の順にアナウンスされる)
貴族たち続々入場
”オメガング”とは《輪になって歩く》の意味で、
14世紀にサブロン教会に祀られたマリア像の周囲を行列したことが起源らしいのだけど、
現在のものは神聖ローマ帝国のカール大帝が息子フェリペ2世と共にブリュッセルを訪問し、
後継者であるフィリペ2世をお披露目したときの様子を再現しているのだそう。
その王と王子が馬車にて入場
フェルメールの絵画牛乳を注ぐ女と同じような衣装を着て、王達を一目見ようと駆け寄る村人たち・・・
大きな旗は結構上まで上がるのでびっくり!
騎馬隊のデモ行進
オメガンクの意味通り、ちゃんと輪になって歩いていた
始まった時はまだ明るかった空も、だんだんと暗くなってきた
ヴァージン・マリーも登場
段々中だるみ・・・・同じに見えて来て少し退屈になってきた頃
ベルギーでは良く食べらるケーキで、お米のタルトTarte au Rizの差し入れやお花をもらったり・・・・
長~い竹馬に乗った人達が登場
少し短めの竹馬に乗り換えて、竹馬合戦開始!最後に残った勝者だけが王様に謁見のチャンスが与えらる!
中だるみで退屈してきた時だったので、これは面白かった。
暗くなったグランプラスは赤、青、ピンクなどにライトアップされるのもいい
バズーガー砲で打ち上げられた紙吹雪が舞う・・・
花火も上がる
いよいよ後半、最後にはバンシュのジルが登場
皆で輪になって踊る・・・・・
閉会宣言がなされ、宴はおしまい
ブリュッセルに住み始めて3年目の夏初めて見たオメガンク。
レセプションへの招待を受けていなかったらきっと行ってなかったと思うけど、
中世の頃にタイムスリップする歴史的一大絵巻は一度くらい見てもいいのでは・・・・
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