ハノイで街歩きと言うとホアンキエム湖周辺。湖の東側にはハノイのノイバイ空港へとつながる主要道路が走り、ツーリストが見て楽しめるような所はないので、市場と問屋がある北、大聖堂のある西、そして、オペラ劇場のある南側に分かれると思う。

今回はオペラ劇場前から湖の南側をさらっと歩いてみた。丁度オペラ劇場の前で何かのパーティーなのか大勢の学生達が集まっていたので、中に入れそうにもなく遠くから見ただけだった劇場。

劇場の前は大きなローターリーになっていて、ひきりなしに車やバイクが周っている。

ローターリーの周りのヒルトンホテルなど白壁にグレーの屋根で、パリの街に並ぶ建物っぽい。ちょっとだけね！

そこに、赤い屋根のシクロがヴェトナムらしさを添えていた。

トランティエン通りを西に向かって歩くと、日曜日の昼間だからなのか、歩行者天国になっていて、横道などは子供たちが遊べる場所になっていた。バイクがビュンビュン飛び交うヴェトナムの街に住んでいたら、こうやって小さな子供が安全に遊べる場所が少しの時間でもあると親も嬉しいだろうと思う。

ここでこの旅初めて白いアオザイを着た女性たちとすれ違った。やはりイイね！このグループの中の一人のバチャラパーティーだったようで、Benoitが一緒に写真撮ってとお願いされていた。

湖に出た所で、数人の学生グループに囲まれた。英語の課外学習でもしているらしく、質問事項も決まっていて、一人ひとりに紙を読みながら質問され、最後に皆で写真撮った。ここで、どこから来たのか聞かれる前に、日本人ですか？と聞かれたのが私的には嬉しかった。（喜　

どこに行ってもあまり日本人にはみられないみたいなので・・・・・・・

湖を後にし、1本奥に入ると食器屋さんがあった。ヴェトナムと言うとバッチャン焼きぐらいしか知らないけれど、現地で見てるといいなぁ～と思えて、重たい思いをして持ち帰って自宅で使ってみると、何だかしっくり来なかったり・・・・・・

なので、昔は色々買ってみたけれど、最近めっきりと食器は買わなくなった。でも見るのは大好き。

小さな本屋さんが幾つも並ぶ小さな通りを抜けると、車の交通量も少し少なくなった。

街の建物もファミリアルで何だか以前に住んでいた上海のフランス租界の雰囲気に似ている。

ヴェトナムのショコラと言えばのメゾンマロウ。ここはカフェも併設していた。

10年位前まではショコラは好きだけどカカオ豆と言えば、アフリカか南米ぐらしから思いつかなかった私。

ヴェトナムでもカカオ豆が採れると知ったのはブリュッセルに住んでいる時だった。ショコラで有名なベルギー、ショコラトリーの中でもフレンチショコラトリーのパトリックロジェがシングルオリジンのダークタブレッドを産地ごとに色々出していて、その中にヴェトナムの文字を発見したのが最初だった。

後にBenoitの知り合いにショコラティエがいて、僕は毎年ヴェトナムにチョコレートの作り方を教えに行っているんだ～と言っていたので、もしかしたら教え子がここでショコラを作っているかもしれないなぁ・・・・・・・

そうそう、お店で聞こえてくるのは日本語だった。やっぱり日本人には人気なんだなぁ～～～。

メゾンマロウ近くにフランス大使館があって、その隣には塔のあるヘリテージハウスが修復中。趣のある建物は何になるのだろう？

青空床屋さん。

そして、ソフィテル レジェンド メトロポール ハノイ。

街歩きをする前に、散策の終りにここのテラスでお茶でもしようと思っていた。その前に写真を撮ってと、携帯を構えてシャッターを押したら、タイミング良く菅笠かぶった行商のおばちゃんが前を通った。（笑

ハノイのソフィテルホテルと言うと、必ずと言っていいほど、このテラスのカフェの写真が出てくる。結局泊まっていたカペラハノイではラウンジでの午後のコーヒーやお茶はフリーなので、そちらで頂くことにした。

後から歩く旧市街のある北側とは全く違って、ゆったりとした雰囲気だったホアンキエム湖の南側でした。