岩の上の廃墟、ロック オブ カシェル
4月下旬に訪ねたアイルランドは首都ダブリンの空港でレンタカーをゲットして始まった。
空港から2時間程、岩の丘の上に灰色の塊が見えてきた。
道中はスコットランドの様な荒涼とした感もなく、ずーっと緑が続いていた。
緑といっても、イタリアのトスカーナの様な優雅な稜線を描いた大地と違って、
ハッキリ言えば、ちょっと詰まらない田舎道を走る感じ。←(アイルランドの方達、ごめんなさい・・・・)
でもこのロック オブ カシェル、割と人気の観光地らしい。
岩山の上の廃墟は城塞・大聖堂・円筒(高塔)といった巨大な石造建造物が組み合って大きな塊になっている。
司祭の部屋の再現
4世紀後半にこの辺りを支配していた王が造った石造の砦が前身だという。
アイルランドにキリスト教を伝えた聖人、聖パトリックがやって来てキリスト教の聖堂へと変えたのだそう。
屋根がスッカリ落ちてなくなった大聖堂跡
聖堂の裏は古い墓地へと続いていた。
あっ!!こんな所にサザエさん!
不謹慎かもしれないけど、サザエさんの髪型にソックリ!!!
こんな時旦那が外国人だとその場で面白さをシェアー出来ないのだ残念・・・・
一人クスクス笑っていた・・・・
ケルト十字の向こうに広がる緑、遠くにも灰色の廃墟が見えた。
アイルランドにはこんな廃墟が盛り沢山で、至る所に灰色の塊が残っている。
どんよりとした曇りがちな空が灰色の廃墟を一層重~い雰囲気にしている。
墓地にはケルト十字がたっていて
組紐模様がある十字も沢山あった。
カラスが廃墟に幾つかの巣を作っていて、
丁度ヒナが卵から孵ったみたいであちこちでピーピー泣いていた。
普段なら忌み嫌われるカラスだけど、
これほどカラスがマッチする場所はないかもしれない・・・・
灰色の廃墟を後にして、アデアをいう小さな村を目指す・・・・・
つづく・・・・・
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