桂林で漓江下り ~幽玄の美、霧に煙る山水の妙~
カルスト地形が作りだす山水画の風景は漓江下りで堪能出来る。
太古海底にあった桂林。
悠久の時が流れ、海水の侵食で石灰質大岩盤から奇峰奇岩の群れを造形・・・・・
やがてある時、地殻の隆起変動が起きて、海底から地上に浮かびあがらせた。
長年の雨で緑に包まれた独特なたたずまいと静かな美しさは、詩人や文人画家を魅了してきたのもうなずける。
漢詩なんて、全く分からないけど、読んでみたくなる気分にさせるから不思議だ・・・・・
クルーズ中は水遊びする牛や、河で洗濯する村人等、普段の生活を垣間見る事が出来る
『青羅の帯』と形容される優美な漓江は、二胡の調べの様にゆるやかな曲線を描いて進み、仙境へと導いて行く・・・
ランチは船の中でビュッフェ。
その前に甘くフルーティーな桂花酒とカニのフライ、へび酒は一つ頼んで皆で飲んでみた。
清の時代の建物が残る村も・・・・・
幾重にも重なる峰々
岸辺の風に揺らぐ鳳尾竹
薄霧の中の幽玄な墨絵の世界を堪能し
4時間のクルーズを終え船は陽朔に到着した。
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