アスワンから一路、北回帰線を超えエジプトの最南端アブシンベルへ飛行機でひとっ飛び
スーダンとの国境もすぐだ！

飛行機で1時間、窓から神殿が見えるかもと思っていたら

キャプテンからのアナウンスが入り、
私が座ったのとは反対側（A）の席から神殿が見えたらしい・・・・残念！

アスワンハイダムの建設によって水没するところだったのを、ユネスコにより4年の歳月をかけて60ｍ上に移動された神殿。

岩窟神殿が岩のない所に移動したから、ちょっと造りもの的な感じもしなくもないけど

やっぱり高さ２０ｍのラムセス2世の巨像を見上げると迫力満点！

大神殿の右横にある小神殿だって小さくもないのけど、比べると大きさが歴然！

それにしてもラムセス2世はナルシストとも言うべきかホント自己顕示欲の強い王だったのね・・・

中は撮影禁止だけど、入口から撮る事は出来る。
中にもラムセス２世の巨像が並ぶのは言うまでもない！
この神殿の一番奥にある至聖所には4体の神像があるのだけど、
年に２回春分の日と秋分の日だけこの奥の神像まで朝日が届くのだそう・・・
まぁ～、移動したことで、日にちが２日づつずれてしまったのだけど！（苦笑

でも左端の神像だけは絶対に光が当たらないのだそう、だって黄泉の国の神様だから・・・
（中は良く見える様にライトに照らせれていた）
そして私達がアブシンベルに着いた日が、その２回の内の秋分の日だったのです（１０月２２日）
もちろん朝じゃないと意味がないのだけど。

それでもこの朝は毎回エジプト人も大勢来るようで、この日も8000人の人出だったらしく、
せっかく来たのに見れなかった人がほとんどらしい。
そうよね・・・全員が中を見る間に陽はどんどん登っていくのだから・・・

私達が着いたのが夕方頃だったので、暗くなるまで待って、光と音のショーも見てきた。