神殿みたい!プームバイタンのスパでシローダラとクメールマッサージ

長閑な田園スタイルのリゾート、プームバイタンのスパはアンコールワット遺跡で見た連子窓があって、エントランスなんかはBenoitと二人で神殿みた~いだね~なんて言っていたら、その名もSPA Temple。

神聖な神殿に入る気分でそ~っと足を踏み入れると温かい笑顔で迎えてくれたスパのマネージャーさん。

プームバイタン、何処も自然素材を使った家具にデコレーションで徹底しているけれど、スパもしかり!

プラスチックとかビニールを見かけないのです。上海在住時に買ったダイニングの椅子がこの明朝スタイルだったので、懐かしい気持ちになる。ブリュッセルからシンガポールに越してくるときに引っ越し業者に譲ったので6脚のうち、2脚ぐらい取っておけば良かったなぁ~とちょっぴり後悔の念が・・・・・こうやって見ると、微妙な曲線が美しいよなぁ~と思うし、やはり明朝スタイルが好きだと再確認。

シンガポールのコンドミニアムにはマッチしないけど、昔ながらのショップハウスならピッタリなのよね・・・・

更衣室は男女別に向かい合わせになっていて、更衣室の中もさり気ないデコレーションが私的にはツボ。

二人して作務衣みたいな服に着替えて受けたのはDivine Touch of Cambodiaというもの。いつもならオイルを使ったマッサージなどを好んで受けるのだけど、今回はノンオイル!

スパの中はもっと緑がワサワサで、スパのお部屋はヴィラタイプ。

まずは足をゴマージュで綺麗にしてもらう。

タイマッサージほどではないにしても、脚や腰のストレッチ、指や腕を使ってツボを刺激する指圧とが混ざった施術で、筋肉や関節のこわばりを和らげながら、深いリラクゼーションをもたらすのだそう。実際に普段ヨガとかストレッチなんかしないので、身体が伸びると痛気持ち良い。

関節部分には温かいハーバルボールを当ててくれる。中には乾燥ショウガの根、レモングラス、ターメリック、ガランガル、ケフィアライム、シナモンスティックが入っているのだそう。聞くだけで効きそうなハーブばかり。

いつもは静かにまな板の上の鯉状態なのに、アッとかウッッッッとかストレッチされるたびに声が出ていた二人。

施術後は奥のスペースでダウンタイム。

レセプションに戻るとカウンターに座っていたのはGMだった。お部屋にシローダラの道具があったので、明日はあれを受けてみたいのだけど~と彼に相談してみた。すると、僕も受けたことがあるけれど、気持ち良いよ~との返事だったので、二人でシローダラを受けてみることにした。

丁度空いている時間がディナー前だったので、すぐに髪を洗っても大丈夫?とかそんな質問にもスラスラ答えてくれるし、よく理解している。その時はGMでもスパの受付とかしちゃうんだね~で終わっていたのです。

翌日、お部屋に案内されると、シロダーラの道具がちゃんとセッティングされてた!(当たり前なんだけどね)

アーユルヴェーダの事は何一つ知らないけれど、額の第3の目や第6チャクラと言われる脳のツボにオイルを落としてシータ波を発生させ、頭蓋骨内に共鳴をおこして脳のマッサージをするのがシローダラ。
シータ波は瞑想の脳波とも言われていて、脳をリラックスさせたり、身体のバランスを整えたりするんだそうだ。

昔、このシローダラをインドに行った時に体験してみたくて、ホテル内のスパで聞いてみたら、シロダーラはアーユルヴェーダの中の一つで、色々問診してそれから、その人に合ったものをするので、ささっと来てオイルだけ落としてもダメなんだと言っていたのを覚えているけれど、とりあえずどんなものか試してみたかったのよね。

セサミオイルが普通だけど、ここではゆる~く温めたココナッツオイルを第三の目と呼ばれる額に落としてくれる。たらたらと額に流れてくる温かいオイルが気持ちよくて、催眠術とか軽く麻酔をかけられた様なホワ~ンとした気分になる不思議な感覚だった。なのに、Benoitったら、僕は何も感じないとか・・・・・何なの?

施術が終わってダウンタイムはレセプションにてとのことで、そちらに戻ると、GMとスパのマネージャーさんがいらして、シローダラの感想は勿論のこと、リゾートのこと、宗教などの話にをしていると、聞かないまでも二人がカップルなのが分かって、なるほどね~~~と腑に落ちたのだった。

話している間は、ホテルのスタッフとゲストと言う関係と言うよりも、レストランのテーブルが偶然相席になって話し込んだような雰囲気だったのが記憶に残っている。

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