ベルギーのアルデンヌをドライブ!小さな古城ラヴォーサンタンヌ城
3月上旬は最高気温10度前後と、まだまだ寒いベルギー。ブリュッセルへの一時帰国時に最近リタイアしてブリュッセルからベルギーの南、ワロン地方に家を購入し、田舎暮らしを始めた義理兄夫婦を訪ねた。
その前に、せっかく遠出するのだからとアルデンヌの古城にでも立ち寄ってみようとなった。雨の多いベルギーだけど、この日は会心の青空で雲一つないピーカンな空。
ヨーロッパの古城と言うと、ドイツの古城街道とか、フランスのロワール地方が真っ先に思いつくけれど、小さいながら、ベルギーにも古城は点在するのです。
ワロン地方の古城は過去にいくつか訪ねているけれど、今回訪ねたのはChâteau de Lavaux-Sainte-Anne。
小さな古城には小さなフランス庭園があって、城の周りはお堀で囲まれていて、青い空に周りの緑が映える。
小さいと言っても、私と比べるととっても大きい。
ラヴォー サン タンヌ城は13世紀に建てられた要塞が元。家主が何度か変わり、廃墟になった時期もあり、現存するほとんどの部分は15世紀から16世紀のもので、今は非営利団体が運営しているけれど、直前の所有者はベルロ男爵。
お堀にかかった小さな橋を渡って中に入ります。
外観と比べ、中の壁は赤く塗られていて、イタリアのパレスみたい。
城内は3つのパートに分かれていて、地下へと続く階段を降りる。(きっと使用人専用)
1つ目は地下室で19世紀から20世紀初頭にかけてのラヴォーの農民の日常生活を再現している。
2つ目は1階、2階にある領主の生活博物館で、17世紀から18世紀にかけての領主の生活を再現している。
こちらが正エントランス
3つ目の博物館は最上階にある自然博物館。鹿やイノシシなどの大物からアヒルなどの小動物まで、ラヴォー周辺に生息する動物たちのはく製が所せましと飾られている。
ベルギーのアルデンヌの森は今でも狩りが行われている。Benoitの叔父さんもハンティング用の銃を所有していて、季節になると狩りに行っていたそう。
お城を後にして、近くのTellin村でランチをしようと更に車を走らせる。
川沿いの小さなレストランLesse Capade
アルデンヌ地方のアクティビティは森の中のトレッキング、川釣りにカヤックとアウトドア派には楽しい場所。
川を望むサンルームの席に座ればポカポカの陽ざしが暑いくらい。
アミューズからアントレにパテをシェアー。やっぱりね、シンガポールで輸入もののパテを食べるより、ホームメイドのパテは何倍も美味しいです。
プラにはステーキ。
お会計の時に店主にアクシデントでこの村に着いたの?と聞かれたらしい、まぁ~どうみてもツーリストにしか見えないものね!
スイスほどじゃないにしても。空気がブリュッセルよりもシンガポールよりも美味しい気がするアルデンヌ地方。
車窓にアルデンヌの田舎らしい景色をたのしみつつ、義兄宅へ。レストランからは車で10分ほどの道のり。
地図を見ると、ここはブリュッセルよりもフランスとかルクセンブルグの国境の町の方が近いのだ。
家の周りは緑に囲まれ、ガーデニング大好きな義兄にとっては最高の場所の様でした。
LEAVE A REPLY