マドリッドからの小旅行、トレドの街歩き
マドリッド近郊には日帰りで行ける街がいくつかあるけど、
誰が言ったか”スペイン滞在が1日しかないのなら、迷わずトレドへ!”と言うらしいので、やっぱり迷わずトレドへ!(笑
茶色の大地が続く景色から丘の上にたつトレドの街が目の前に見えてきた。
坂を上り太陽の門をくぐる、振り返れば褐色の煉瓦屋根
太陽の門近くにあるクリスト・デ・ラ・ルス。
西ゴート族の聖堂跡地に建てられたモスクが後にキリスト教会として使われていた現存するトレド最古のモスクで、
中にはフレスコが残っていた。
規模は全然違うけど、イスタンブールのギリシャ正教会からモスクへとなったアヤソフィア、
此処はその反対だ。
トレドの街を歩き始めると細い路地に窓が張り出すように家が並んでいたりする
ギリシャのロードス島や北部のカバラの街で見たようなイスラムの残り香がする風景。
街の中心にそびえるカテドラル
エル・グレコの絵がドンと鎮座する静具室
圧倒されるトランスパレンテの穴
天井画と天使達
そこから受ける光をあびて美しく輝く祭壇
トレドが生んだ大スター、エル・グレコ。
ギリシャのクレタ島出身の画家、本名はドメニコス テオトコプーロス。
エル・グレコの最高傑作”オルガス伯の埋葬”は門外不出で
サント・トメ教会併設のミュージアムに来ないと見れない1枚は400年前以上に前にグレコが描いた当時のまま。
全く手を加えていないとされているのだそう・・・・
(ミュージアムと言ってもこの1枚だけが展示されている)
長い歳月を感じさせない、鮮やかな色彩に驚く。
タホ川の切り立った断崖絶壁の上の丘に、
彫刻家ビクトリオ・マチョの家とアトリエ「ロカ・タルペヤ」がある
そこからはトレドの周りの荒涼とした大地が見渡せるのです。
街角のセラミック屋さん
トレドの街歩きつづく・・・
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