オステリア BBR by アラン デュカス@ラッフルズホテル
ホテル大改装後の2019年8月のグランドオープン時にはまだカミングスーンだったアランデュカス氏プロデュースの地中海料理のレストラン。あの時はまだブリュッセル在住中で、シンガポールに越して来たら来ようね~なんて言っていたのに、ず~っと行けずにいたレストランにやっと予約する事が出来て、楽しみにしていた。
OSTERIA BBR by Alain Ducasse、予約をしたのはBenoitなんだけど、予約したよ~と、のほほ~んと言うけれど、日時を聞けば、8月21日のディナーだと言う。その日はシンガポールのナショナルデーのパレードが延期になった日で、シンガポールに越してから早1年8カ月、やっとマリーナにあがる花火が目の前で見られる日だったので、ランチに変更してもらったのでした。
ラッフルズホテルのかつてのプールバーだった場所で、サーカスから逃げてきたトラを一時確保&隔離した事もあったそうだ。
ボンジョルノ~と迎い入れて貰い、まずはバーでアペリティーボ。
私はアペロールスピリッツ、Benoitはパスティス。おつまみで出されたシシリアンのオリーブがとっても美味だった。シシリア島の大粒グリーンオリーブはブリュッセル在住中にはマルシェで良く買っていた。
シンガポールでもスーパーで売っているので、良く購入するけれど、やはりスーパーで売っているものよりも美味しい!アーモンドもピーナッツみたいでドリンクよりもつまみに感動して、ひとりポリポリ食べていた気がする。
レストランはキッチンステーションを真ん中にテーブルが壁際に並んでいる。
この日はセットメニューのMenu Tentazioni。イタリア語で誘惑ってテンタチオーネって言うのね。ちなみにフレンチだとトンタションであまり誘惑的に響きに聞こえないと思うのは私だけだろうか・・・・・
そんな誘惑なメニューはメイン以外はテーブルでシェアーするとの事だった。まずはアミューズに2品。
マリネされた鯛にアマルフィのレモン。手長エビ、ズッキーニ、アンチョビのコロッケ、28日ドライエイジのビーフカルパッチョ。
ロブスターのパスタ。テーブルの上でソースをかけてくれます。そのソースが濃厚で美味!
メインは上のカルパッチョと同じ28日ドライエイジの牛肉でテンダーロイン。胡椒と赤いチコリでマリネしているお肉だけれど、これがとても美味しい。
デゼールはシグニチャーのレモンチェッロに浸ったババwithたっぷりの生クリーム。私はババが好きではないのでこれはパスしてBenoitに全部食べてもらい、その代わりに大好物のピスタチオのアイスを頬張る。
プスカフェにウィスキーでも飲もうかなぁ~と言っていたら、グラッパをお勧めされたBenoit。グラッパはイタリア特産の蒸留酒で、アルコール度数はかなり強い!ティスティングと言う名目でサービスしてもらっていた。
食後酒の事をフランスやベルギーではプスカフェと言うのだけど、イタリア語だとダイジェスティーボと言うと教えてもらった。プスカフェより断然理にかなっている。
お料理は全て美味しかったし、量も適量。さてこのアランデュカス氏の名が付いたレストラン。メニューを見てもピザなどもあって地中海料理と言うより、イタリアンになっていた。
ここのマスターシェフはイタリア出身のフランチェスコ ソレッティ氏だそうで、ミシュラン3つ星の付いたトップレストランで働いてきた方だそう。
コロナ禍という事もあったけれど、店は地中海料理店としてオープンしてからすぐに臨時休業のまま暫くの間オープンしてなかったのは、シェフの交代など色々あったのではないかと察する。
店の名はオステリアBBR By アラン デュカスとあるけれど、デュカス氏の名前だけそのままにしているのだろうなぁ~
今度来る時は、シーリングファンの廻るこんなテラス席でディナーしたい。
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