寒いけれど春を感じるブリュッセルの街を歩く

寒いけれど春を感じるブリュッセルの街を歩く

偶然にもカーニバルのヴァカンスと重なった今回のベルギーへの一時帰国。2月末は最低気温がー2度、最高気温も10度にも満たない気温でシンガポールで2年間甘やかされた身体にはかなり辛かった。

湿気で広がってしまう髪も真っ直ぐサラサラ+静電気。身体から水分が抜けていき、みるみるうちにカサカサになった。

それでもスコーンと抜ける様な雲一つない青い空。

今は枯木の状態だけれど、空港からの道すがら、春は新緑が美しく、夏は木々の葉が鬱蒼と茂る森の中の一本道を走るとヨーロッパに戻って来たなぁ~と感じた。

2年前まで住んでいた街はコロナの影響で閉店してしまっただろう店もあちこちで見かけた。

プティ サブロンに立つエグモン像。このエグモンさんがヴェートーベンの作曲した曲の中にも出てくるんだよ~と友達が教えてくれて初めてエグモンが人だったと知った私・・・・・(苦笑

世界で一番美しい広場と称賛されるブリュッセルのグランプラス。この広場に面したショコラトリーのドュバイヨルでショコラを買おうと思っていたら、なんとここも閉店。

在住時にはなかったウィタメールにピエールマルコリーニもオープンしたはいいが、閉店されていた。

ブリュッセルに住む前からオードリーヘップバーンがブリュッセルで生まれた事は知っていたけれど、生家として記録されている家が街中にあるとは知らなかった。

ブリュッセルのショッピング街アベニュー ルィーズ界隈からすぐ近くにあった。

ベルギーの首都なのに半日ほどで観光終了してしまうブリュッセル。シンガポールに戻る前にPCRかARTのテストをしなければ行けなくて、予約をいれていたミディ近くのテストセンターへ向かう途中ポート デ ハル近くでウクライナから避難してきた人達を乗せたバスが到着して、建物の入口沿いに長い列を作っていた。

そうそうベルギーの首都ブリュッセルはEUの首都でもあり、NATOの本部がある街なのです。

だからもし、第3次世界大戦になったら、NATOの本部があるブリュッセルも標的にされてしまうかも~なんて言っていた友人もいた。

ポート デ ハル(Porte de Hal)は1381年に建てられた昔のブリュッセルの市街へと入るゲートで、ブリュッセルにおける数少ない中世の足跡。中世の頃には塀で囲まれていて、その中心にグランプラスがあるのです。

当初は7つの門があった囲いは、1818年から1840年の間に破壊されたそうで、きっと街を囲む塀や幾つかのゲートタワーが全て残っていたら、もっと魅力的な街になっていたのかもしれないなぁ~

春の音が聞こえ始めると咲く水仙の花。

何でもない緑の空き地に咲く小さな花。

公園や街路樹には桜に似た様な花が咲き始め、ちょっとした花見気分♪。何だかヴァンゴッホの書いた絵みたいだ~

マグノリアの蕾もぷっくりとしていて、パーンと弾けて今にも咲きそうだった。

今回の一時帰国で食べたかった物その1はタルトオーマトン。フランドルの新鮮なミルクと卵で作った郷土菓子は何でも揃っているシンガポールでも食べる事が出来ない素朴なお菓子。私これが大好きなのです!

その2はウィタメールのモンブラン。サブロン広場にある店には2度買いに来たもの~。

フリットは勿論の事。ヨーロッパに戻ったら美味しいフランス産の牡蛎が食べたいと思っていたけれど、3月はシーズンではないので、食べれなかったのがちょっと残念。これはムール貝もしかり!次回はシーズンの頃に帰らねば!

ブリュッセルの街のあちこちにあるル パン コティディアン。東京でもベルギー発にカフェとして出店しているはず。

朝ごはんをしに何度かやって来た。カプチーノとブリュッセロアー達がコック ショコラと呼んでいる大きなパン オ ショコラ。

ブーランジェリーにも何度か買い物に行ったけれど、シンガポールよりもパンが美味しいと感じた今回の一時帰国でした。

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