ギリシャ版ロビンフッド?ダヴェリスさんが財宝を隠していた洞窟Cave of Davelis
イミトス山の鍾乳洞を後にして、次の目的地Penteli町まで!
地図で見るとKifisiaからもそんなに離れてない場所。
ここでも、また迷った・・・・すぐ近くにいるのに、 こっちの道からは入れないとか、etc・・・・
ジープに乗った親切な青年に聞いて、近くまできてるのに~~~~それでも見つからない!
案内も今回はギリシャ語だけしか出てないし、観光名所でもなんでもないから、道を訪ねた人も20年ぐらい前に行ったけど、そんなに面白くないよとか、ま~行ってみるだけ行くといいよ!みたいな答えばかり・・・・
どうしようか~と考えてると、偶然にも先ほど道を聞いたジープに乗った青年が着いて来いと手を振り、すかざす後を着いて行った!
この辺りはオフロードバイクやバギーの人達の遊び場になっているようで、
道はデコボコで狭いすごい道を登り、普通車で来るような所じゃないみたいだった・・・
車を停めて歩くことに、この辺の山は風が強い(すごい風で本当に飛ばされさそう!)
ジープの青年に聞くと、山を登ろうとしたら閉鎖されてたので、下りてきた所に偶然また私達を見かけたから、案内してくれるんだそう!(この青年ほんとうにいい人だった!)
目的地の洞窟”Penteli洞窟”
垂直の崖の下に穴があいていて、そこにはビザンチン時代の古い教会が。
この場所、ギリシャでも難しいロック・クライミングの場所の一つなんですって!
大昔はここも鍾乳洞のようだった
青年いわく、昔の人の手の跡だそう。
穴の中を進む青年
穴の中からのショットはちょっとインディアナ・ジョーンズの映画のセット見たい!
この洞窟には伝説があって、19世紀の中頃、有名な泥棒の名前がDavelis。
このダヴェリスさんは金持ちから盗みを働いてはこの穴に隠して貧しい人に分けていたそう。
まるでギリシャ版のロビン・フッド!
ダヴェリスさん、それだけじゃなく、貴族にも人気で、この穴の入口にある修道院とがつながっていて、密会に使っていたとか。
(青年が教えてくれた!)
今は穴は塞がれていて先には進めないから、長さ70m、幅50m、高さ20m位って感じの小さな洞窟。
その後はギリシャ軍の武器庫に使っていたとか・・・・
後で調べてみたら、本当だった!
ダヴェリスの洞窟入口にある忘れ去られたような教会
詳しく調べてはいないけど、ビザンチン時代の教会で中にあった物などは
アテネにあるビザンチン博物館に展示してあるそう。
教会内部のドーム&祭壇部分
祭壇横の壁に刻まれたレリーフに歴史を感じる
青年が開けてくれた地下への階段
暗くてわからないけど、ここが洞窟へと繋がっていて密会に使われていたのかも???
そしてこれが、古代の道
この辺りで採掘した大理石をパルテノン神殿に使っていたんだそう。
だから、この辺は大理石がいっぱい!
なんの知識もないまま地図のマークだけを見て向かった洞窟だったけど、親切な青年に会えた事で、興味深い話が聞けて楽しかった!
青年は穴を案内してくれた後、さわやかな笑顔と共に去って行った。
多分、青年に合わなかったら自分たちでは絶対行けない場所だったと思う。
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