『世界一美しいサル』アカアシ ドゥク ラングールが住むインターコンチネンタル ダナン

世界一美しいサルを見にダナンへ行こう!と思いついたのは、先に訪ねたマレーシアのランカウイ島、ザ・ダタイでのこと。

そこで可愛らしいダスキーリーフモンキーこと、メガネラングールを見てからネットで色々調べてみたら、ベトナムのビーチリゾートで有名なダナンに珍しい種の猿が住んでいることが分かって、それも国際自然保護連合による絶滅危惧種に指定された霊長類の女王とも呼ばれる世界一美しいサルなんだと・・・・・・

ダナンでも世界一美しいサル、アカアシ ドゥク ラングールが住むのはソンチャ半島。そのソンチャ半島の中に立つのがビルベンスリー氏デザインのインターコンチネンタル ダナンと分かれば、ここに行かない理由はなかったのです!

最初は絶滅危惧種だし、きっとリゾートの敷地内では見られることはないだろうなぁ~~~と思っていたのだけど、チェックイン後にお部屋からカナッペタイムでラウンジに行こうとナノトラムの乗り場で待っていたら、不自然に揺れる木をBenoitが発見。

木の下に移動してみたら、なんと会いたかったアカアシ ドゥク ラングールだったのです!

まさかリゾート内で見られるとは思ってもいなかったし、それも初日から!ただこの時は夕方だったので光量も十分ではなく、暗い木の中にいて、ズームできるカメラも持ってなかったので、良い写真は撮れなかった。

それでもリゾート内で彼らに会える事分かったし、それよりも初っ端から会えるなんて、ザ・ダタイでの経験じゃないけれど本当にラッキーと思えた。

翌日の朝食はちゃんとカメラを持ってラウンジに向かってみたら、あ~~~~EARTHレベル駅付近の木の上にいる2匹のラングール発見!丁度お食事時だったらしく、茂みから出てきて、葉っぱをムシャムシャ頬張っていた。

葉食い猿の仲間で木の葉、特に新芽を好んで採食し、水分も葉から吸収するので水を飲むために地上に降りることもないのだそうだ。

目の周りは肌色、白いひげに襟元はオレンジ、赤、灰色へと繋がったグラデーション。腕など全体的にグレーと白だけど、膝から下は濃い赤と、カラフルなおサルさんなのです。

彼らも木から木へとジャンプし移りながら食事をするので、なかなかに難しいけれど、色んな表情の写真が撮れたように思う。

その後はわざわざ探すことはせずにいたけれど、ナノトラムの中から見えたり、ある日の夕方にはLaMaisonの屋根の上にいるのを見つけたりとトラムのレール周辺で毎日の様に彼らを目にすることができた。

食事時以外は茂みの中にいることも多く、お昼寝してたりもするので、彼らがいる事に気が付かないで通り過ぎてることも・・・・

たまたま見つけた茂みの中のラングール。↓

スタッフにお願いしなくてもラングールに会えたえれど、せっかくなので私達のヴィラ担当のバトラーさんにアレンジしてもらって、インターコンチネンタル ダナンのアクティビティでもあるネイチャーウォーキングに最終日の朝に参加してみました。

ウォーキングと言っても、この時は敷地内をバギーで案内してくれたので暑かった7月のベトナムでは朝と言えど、助かりました。

遠く離れたように感じるけれど、まだ敷地内で緑の中に見えるのはカンファレンスセンター。

しばらく進むと木の上に架かった橋が見えてきた。これはモンキーブリッジ。

リゾートが建設された際は、余計な木の除去や伐採は避けながら、域内の自然を極力維持するよう工夫されたので、リゾート内は緑豊かな自然環境の中心に位置しているのれど、2023年にはリゾートがアップデートされただけではなくて、木の上からほとんど降りることのないラングールの為に橋が何か所かに架けられたのだそう。

アカアシ ドゥク ラングールの為に架けられた橋だけど、マカックやリス、ジャコウネコなども使用しているのを確認したそうだ。

さて、進めど肝心のアカアシ ドゥク ラングールは一向に姿を現さないし、見える気配がしない・・・・・

自然の中に住む動物相手なので、難しいのは分かるけれど、やっぱり期待してしまうものね・・・・・

道中ではマカックの大家族に遭遇したけれど、ごめんね!会いたいのは君たちじゃないんだ~~~

でも赤ちゃんサルかわゆい♡

黒い大きな瞳がウルウルで

おっぱい加えながら寝てるの見てると癒される♡

さてさて、私達を乗せたバギーはラングールを見つけることなくゲストの宿泊エリアまで戻ってきた。そして最後に敷地内のHEAVENレベルかEARTHレベルの奥の方に行くと、居ました!!!!

木の上にオス1匹にメス2匹、それに赤ちゃんまで!

アカアシ ドゥク ラングールの赤ちゃんが見られるとは思ってもいなかったので、とっても嬉しい。木の間をウロウロしたり、こっちをじーっと見つめていたり、愛嬌たっぷり!

きっと、ね~~パパ、あの地上を歩いている生き物何?って聞いてるんだろうなぁ~(笑

ダスキーリーフモンキーの赤ちゃんはオレンジ色していたけれど、アカアシ ドゥク ラングールの赤ちゃんは大人とほとんど同じで、目と口の辺りがグレーでした。襟の赤もまだ色が薄目かな~~~~~。それにしても可愛い♡♡

それに引きかえ、お腹はポンポコリン貫禄たっぷりのオス。ちょっとサンタクロースチックでもある。

でもでも本当に綺麗なおサルさん。

赤ちゃんサルがパパの膝の上にいるのに、隣のメスからも白くて長い尾っぽが見えたので、4匹だけかと思ったら、もっと小さい赤ちゃんサルがママのそばにいることが分かった。

どうにか顔が見れないかなぁ~と見てみたけど、残念!

通常8月9月がお産の時期なんですって。滞在していたのは7月上旬だったので、これまたラッキーだったのかな?

英名 Red shanked Douc Langur(赤いスネのドゥク ラングール)ドゥクは古代のベトナム語で猿を意味するそう。

ベトナム戦争で多くの森林が破壊されたことなどから激減したけれど、保護活動のおかげでゆっくりと個体数が戻りつつあるのだとか・・・・・

ベトナム全体で野生で残っているのは約2000頭と言われ、そのうちの1500頭がこのソンチャ半島に住んでいて、その中の40ヘクタールのリゾート内には5つのファミリーが住んでいて、1家族あたり5~20のメンバーがいるのとのこと。

インターコンチネンタル ダナンに滞在したら、是非ぜ彼らに会ってみてほしい・・・・・

動物を見る時は声を出さずに静かに!可愛いからと言って、近くで写真が撮りたいからと言って野生の動物にエサは与えてはいけません。(特に猿は歯を出して彼らを見ないように!)

当初の目的である世界一美しいサル、アカアシ ドゥク ラングールも見れたし、美しいリゾートに頼もしいバトラーさん、他のスタッフ達も皆素晴らしかった。ハードもソフト面も最高のリゾートでした。

LEAVE A REPLY

*
*
* (公開されません)

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

COMMENT ON FACEBOOK