シャングリラという響き
19世紀~20世紀初頭は、チベットはよそ者の侵略を恐れて外国人の入国を嫌っていた。
それが一層神秘性を帯びて、行きたくても行けない場所になったみたいだけど・・・
それから中国の軍事侵略があり、その後徐々に非公開地区から公開されてきているけど、
今でも外国人は入境書の取得が必要だし、時期によっては入れない事も多々ある。
ジェームス・ヒルトンが書いた小説”失われた地平線”(Lost worizon)の中に出てくる理想郷の名がShangri-la
それが一躍有名になって、実在しない神秘的な場所の代名詞として使われてきた
(ほとんど観光客誘致だと思うけど)中国政府がこの場所が小説の舞台になった所だ主張して
雲南省チベット族自治州の中旬と言う名前を改名して香格里拉(シャングリラ)としてしまったほど!
そう言う私達も”シャングリ・ラ”と言う響きにつられて雲南省を旅したのも事実だけど・・・・・
5星のホテルチェーンの名前にもなったし・・・・
そうそう、Shangri-la Hotelも2,3年内にシャングリラにオープンするらしい
雲南省の麗江ではここがシャングリラだと言ってる人達もいるとか・・・・
物語は・・・イギリス人領事を含む4人を乗せた飛行機が操縦士による乗っ取りに遭い、
山岳地帯へと不時着する。たどり着いた土地が桃源郷シャングリ・ラだったから始まる・・・・・
観光地化(中国化)された場所を見ると香格里拉(シャングリラ)は理想郷(シャングリ・ラ)で無いけど
チベットエリアの自然は美しく偉大だし、
排他的なチベットのイメージは神秘的で誰もが憧れ惹かれるのは分かる。
もしかしたらチベットエリア、特に(青海州の何処かに)人知れず小さな村が残っていて、
きっとそこがシャングリ・ラ(理想郷)なのかもしれない・・誰もが探し続ける理想郷(shangri-la)
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