130年以上も続く作業、ガウディ未完のサグラダファミリアへ♪
スペイン最大の観光名所、年間300万人以上もの人が訪れる聖堂、130年以上も前から建築が始まり、未だ完成に至っていないサグラダファミリアはバルセロナに来たなら誰もが訪れるであろう場所。
ガウディ=サグラダファミリアと言っても過言でないくらい誰もが知っている建物を目の前にする時がやっと来た。
バルセロナで滞在していたグランピア通り沿いにあるインディゴホテルからは歩いてサグラダファミリアへは25分程の道のり。聖堂へと続くマヨルカ通りで、突如目の前が開けて、周りの何よりも大きな建物がデンと姿を現した時は思わず、あっ!と声が出てしまったほど・・・
目の前にあるサグラダファミリア広場から見る大きな聖堂はそばまで行ってしまうと、大きすぎて全景が見えないのよね。
目の前に立てば、高い!スゴイ!ずーっと見上げた格好になるので、スリには十分に注意しないといけない。この日はこの先にあるサンパウ病院に行くのが本当の目的であったのだけど、こんな真っ青な空だもの、外観をカメラに収めるのにはピッタリの日だった。
ガウディの死後から28年経ってから着工された西側にある受難のファサード。
カサミラの屋上にある煙突と同じような頭をした騎士はやっぱり、スターウォーズに出てくる白い人達みたいだ
ずーっと上を見えあげれば悲しそうなキリストの像が浮かんでいる様・・・現代彫刻家スピラックスの彫刻だそう。
モザイクで埋め付くされた塔の先には鳥の顔みたいにも見える
クレーンで下から運んでいる白い袋、絵で見ると小さいけれど、実際はかなり大きなもの。
聖堂へのメインエントランスとなる栄光のファサードは未だ建築中。
ステンドグラスが張めぐらされた後陣
ヘビやトカゲなどの彫刻があちこちにみられる
最後はなんだか、おどろおどろし洞窟みたいな生誕のファサード
随分と前に出来上がって、すでに修復が必要なのでは?と一見思えるようなファサードが唯一ガウディが関わったファサード。先にコロニアグエル教会、グエル公園とみて来ていたので、ここがガウディが関わったと聞いて納得がいく。ここと地下の礼拝堂だけが今世界遺産に登録されているのだとか。
ここで面白いのが、ガウディの顔が浮かびあがっていると言われる雨水で出来たシミ。
ラッパを手にした像のお腹に浮かんだシミがガウディの顔なんで?はとまことしやかに言われている。
ガウディかどうかは置いておいても、人の顔に見えるから不思議・・・・
ガウディ広場の池から見るサグラダファミリア
逆さサグラダファミリアもしっかり押さえておいた。
イエスと母マリアと父ヨセフの聖家族に捧げられたサグラダファミリアは最初は他の建築家に依頼があったのだけど、依頼主との意見が合わず、次に抜擢されたのが31歳のガウディだった。それから73歳で亡くなるまでの40年と少しをこの聖堂つくりに費やしてきた。
拘りの強いガウディ、度々手直しを続け、アイデアを注入し続けた結果、彼が完成させたのは全体の1割程だったのだとか。
そして、設計図を引かない建築家ガウディ、模型を作ったけど内戦でほぼ消失。だからこのサグラダファミリアはガウディ建築であってガウディ建築ではない建物になるけれど、建物全体を石の聖書として考えていた彼は3つのファサードで生誕、受難、栄光を表現しようとしていた。
ガウディ未完のサグラダファミリアの完成予定は以前は300年後なんて言われていたけれど、入場料でかなりの金額が集まり、技術もアップデートされ、今ではガウディ没後100年に当たる2026年の完成を目指しているとか。きっとCovit-19の影響で遅れているだろうから、2030年ぐらいかな?
サグラダファミリア内部へとつづく・・・
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