世界で一番美しいは本当だった!バルセロナにあるサンパウ病院
バルセロナと言えば、サグラダファミリア!ガウディ!なのかも知れないけれど、私的には一番興味があって、楽しみにしていたのが、ドメネク イ モンタネールの建築物。ガウディのライバルとも言われていたらしい・・・・
サグラダファミリアからサンパウ病院までは一直線に伸びるガウディ通りをひたすら真っ直ぐに歩いて10分程の道のり。
Hospital de la Santa Creu i Sant Pau。高く伸びる時計塔に両翼、もうこの外観からして病院には絶対見えないもの~
web上予めで予約を入れておいたので、プリントしておいたヴァチャーを見せて早速入館。地下の部分は周りに人が居なかったせいか、壁に映し出される映像に少しひるんでしまった。やっぱりここは元病院だったのだと・・・・
広大な病院の敷地内には幾つもの建物が立っているけれど、すべてこの地下通路で繋がっていて、医師や看護師などの医療関係者や入院患者はこの地下通路を利用して各病棟間を移動していたとのこと。
地下通路を通り、最初の展示室には病院で過去に使われていた用具や薬瓶などが並んでいる。昔の薬瓶もお洒落だ!今でもアロマポットなどで使えそう。
サンパウ、モデルニスム区域と呼ばれる中に立つ病院は、一周1.6km程。バルセロナ生まれの富豪パウ・ジル・セラからの資金で建築が始まったけれど、土地の取得や、過剰な装飾に全て費やされてしまい結局底を尽き、10棟のみ完成して工事も中断に。その後1921年にバルセロナ市の後援により工事が再開、予算がかなり削減されたり紆余曲折の末に1930年に完成。
モデルニスモ建築に関する展示がされている聖サルバドール別館は、病院開業後に最初に使われた病棟。
円形のお部屋があって、そこの天井画素敵!ここはVIP専用の病室?ともおもったけど、ここは談話室に使われていたよう。
こんな光に囲まれた病室だったら、病気も直ぐ治りそうだ。
一度外に出る。
建物は全てレンガ造りで、イスラム教建築とキリスト教建築の融合したハイブリッドなムデハル様式
雲一つない最高の天気だったので、余計写真映えする。
こんな病棟が幾つもあるのだから、もう圧巻!
聖ラファエル館では、病棟として使われていた内部を当時のままに見れる。パステルカラーのふんわりと柔らかな雰囲気の部屋は、天井が高い事もあって大部屋でも窮屈な感じは皆無。でもカーテンは敷かれていたらしいのである程度のプライバシーは守られていたみたい。
昔の様子。
又外へ出ると、オレンジの木にラヴェンダーの薄紫した花が咲き誇っていた。
地中海沿岸諸国ではおなじみな組み合わせで、私もオレンジやレモンの木にラヴェンダーが大好き!
患者さん達が外を歩いている時、天然のアロマの香りに癒されたであろうこと間違いなしだと思う。
宮殿の公園みたい
教会みたいなファサードだけど、こちらは手術棟。2009年に閉鎖されたこの病院で、最後まで使われていたとの事。
こうやって、引きで見るとおとぎの国みたい!
最後に病院内で一番見応えのある管理事務分館。天上の数字の1905は着工、1910はこの棟の完成年数だそう。
しかし、こんなピンキーな病院の天井見た事ない!
病気にかかっても病院に着いたら、受付がこんなだったらwow!ってなって先生に診察してもらう前に治りそう・・・・
奥の階段を上がってみる。
もう何だか宮殿みたい!
ここの天井も素敵、天井がステンドグラスになっていて、開いた口が塞がらない・・・・
階段を上るとそこは礼拝堂の部屋。
イスラム建築を彷彿させるアーチ、その奥には十字架にかけられたキリストが見える。
美しいモザイク画に惚れ惚れする。
ステンドグラス越しに外の病室を望む
反対の窓からはサグラダファミリアが見えるのです。
2階の廊下もピンク色
ここはどこもかしこも素敵すぎる!
サグラダファミリアと違って見学する人も少なく、見学するには最高だった。
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