朝日を浴びた赤土が美しいバンテアイ スレイ

朝日を浴びた赤土が美しいバンテアイ スレイ

アンコール遺跡群の中でも東の郊外にある遺跡3つを巡る日、この日もフルーツとコーヒーの軽い朝食を済ませて7時には出発。

一つ目は20年前にも行ったバンテアイ スレイ。

女の砦の意味を持つこの遺跡の外壁は赤色した砂岩とラテライト(主として鉄やアルミニウムから構成される土壌)で出来ているので、他の遺跡などとは違って鉄分などが酸化した赤い色をしている。

開園前に着いたので周りの蓮池を眺めていると10分ぐらいで開門。緑の中に赤い遺跡が目に入った。

勿論この日は一番のりなので辺りには誰一人いない、私たち夫婦とガイドの3人だけ。まさに遺跡を貸し切り状態だ。コロナ前ならもう100人ぐらいはここにいると言っていた。

正面が東を向いているので、朝日が当たってより一層赤味を帯びて綺麗。

ゲートをくぐると、両側にはリンガを模した石柱が並び、中央には赤土と石が敷き詰められた参道、それはまるでレッドカーペットの様だった。

参道を渡り終えるとお堀に囲まれた中央の本堂。きっと乾季だと水が引いてしまっているだろうけれど、訪ねた時は雨季の終り頃で、お堀には水が張って水鏡には逆さバンテアイ スレイ。

バンテアイ スレイは10世紀後半に建てられたヒンドゥー教寺院。

赤土に優雅な彫刻。他の遺跡では考えられないほど美しいレリーフが残っていて、中でも東洋のモナリザと呼ばれるデバターが有名。

中でも一番美しいデバターを間近で見ることが出来ないのは20年前と変わっていなかった。真ん中は立ち入り禁止なのです。

デバターも美しいのだけど、私的には守り神的なお猿さんの像が凄いなぁ~と

天使なの?羽がが生えていた。写真を見返すまで気が付かなかったよ・・・・・

ほぼほぼ完ぺきに残る連子状窓に細かい彫刻のゲート、それを守るお猿さん。カッコいい!でも2体とも同じように右腕がないのよね。

これなんか、朝日が当たって上部は炎のよう↓

本当に美しいので、ついつい見入ってしまう彫刻。

ヒンドゥー教の神様や話を知っているともっと楽しめるであろうと思う。

バンテアイ スレイに行くなら朝日が当たる朝一番が良いと思う。

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