イースターはコルフ島に行こう!赤い壺を窓から投げ落とすケルキラ旧市街のイースターがスゴイ!

今年2010年のギリシャ正教の復活祭は4月4日、その1週間前から復活祭にまつわる色んな行事があるけども、

ケルキラの旧市街では聖なる大金曜日の昼過ぎからマーチングバンドと聖遺物の行進が日が暮れるまで行われた。

いくつもの教会があるので、全部が終わるまでに時間がかかるのね・・・

そしてメガロサバト(聖なる大土曜日)の朝、金曜日にはなかった赤い布が窓枠に!

この赤い布が”壺を落とします”の印

朝9時から盛大なマーチングバンドと聖遺物の行進がっ・・・・頭しか見えない

前日にカフェのお兄さんに『明日は何時に来ればベストな場所が確保できる?』
って聞いたら『7時頃』との答え・・・
まさか11時からのイベントにギリシャ人はそんなに早く来ないだろうと思ったら私達が着いた9時頃にはすでにスゴイ数の人だった

11時の教会の鐘の合図と共に一斉に旧市街のあちこちで落とされると聞いてた。
壺に水を入れて準備中!

この行事、ギリシャではここケルキラだけで、起源はイタリアのヴェネツィアの新年の行事らしい。
昔ヴェネツィアでは元旦に窓から古くなったいらない物を捨てる習慣があったのだそう、

それがケルキラに伝わってギリシャの新年とも言える復活祭に行われる様になったらしい。

あるいは、大きな音を立てる事で春の女神を呼び起こすとも言われてるみたい。

あっ鐘がならないのに、落とし始めちゃったよ~

最初は小さいのからだんだん大きい壺へ

次から次へとガシャン、ガシャン、と音を立てて割れていく

終わりに近づくと、大きな壺が出てくる!

これをお隣さん同士競い合う様に準備し、観客はハヤシたてるのだ!

デジカメの動画だから画像が悪いけど 観衆と私の大興奮の声が・・・・・・

復活祭の旅行でコルフ島を選んだのはこれが見たいが為だったので大満足!
行く前にBenoitが会社の人に”良い場所を確保したらそこから動くな”と言われていて
ベストの場所かどうかは分からないけど、好位置につけたと信じたい!

イベントの後の旧市街の通りはテコラッタのオレンジ色に染まってた

2時間ぐらい待って(パレードを見つつ)メインの壺が落とされるのは10分ぐらいだろうか・・・

終わった後、皆壺のかけらを拾いに行くの!
文字が書いてある部分とかはすぐなくなってしまうみたい。

日が暮れると赤い布がかかっていた家の窓辺はキャンドルが置かれてる。
朝の陽から陰へ

夜11時過ぎスピアナ公園でキャンドル(ランバダ)を持って何万と言う人が集まる。
日本の大晦日のお参りみたい!

夜9時過ぎエルサレムから届いた聖なる火が到着。

12時になると花火が上がった。久しぶりに日本で見る様な大きな花火を見た。
身体にドンドンと伝わる花火の音を感じながら
”盆と正月が同時に来たみたい!”と思ったのは私だけだったのかしら????
ギリシャの人達は『キリストが復活したね』『まことに復活したね』なんて挨拶を交わしあう。

で、やっぱり『ホロニャ ポラ!(おめでとう)』
この後キャンドルの火を家まで持ち帰るのだけど、車にキャンドルの火をつけたまま走る人達多数。
信じられない!!ギリシャはなんでもあり・・・・・・・苦笑

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