トスカーナの中世の摩天楼都市サン ジミニャーノ
滞在していたシエナから中世の摩天楼都市サン ジミニャーノへ日帰り旅。ブドウ畑に囲まれた丘の上にある小さな村にニョキニョキと塔が沢山立っているのが遠くからも見える。
この小さな町はまだ東京にいる頃、BSテレビで放送していた
”イタリア、小さな村の物語”で見て以来、ずーっと頭の中の片隅に記憶されていた。
トスカーナに行くなら絶対寄りたい場所の一つだった(何処も寄りたい場所だらけなんだが・・・)
復活祭時、この街特有の飾りつけなのかは分からないけれど、店の入り口にはオリーブの枝が飾られていた。
何だか日本の正月の門松みたい!今度アテネのお家に帰った時にでもやってみよう!
本当にどこもかしこも、この通りはオリーブの枝が渇いたレンガの壁を飾っていた。
ここは12~13世紀にかけて、街を通るフランジェナ街道のおかげで莫大な富を得た町。
土地を手に入れた地主達のステータスがより高い塔を作る事で、競い合いうように建て続け、
最盛期には72本の塔がこの小さな町を埋め尽くしていたと言う・・・・
現在残るのは14本だそうだ。
この町がフィレンチェの傘下になった時、大使としてしてやってきたのがダンテ。
彼の「神曲」にはサン ジミニャーノの白ワイン料理の記述があるのだとか・・・・
(ダンテの名は後で綴るフィレンチェ編で何度も出てくると思う)
フレスコ画が残る市庁舎兼市立美術館のポポロ宮。美術館には”ダンテの間”もあるよう・・・
宗教画以外にもちょっと変わった絵もあって、ちゃんと調べていれば分かるのだろうけれど、えっ何?混浴?
ポポロ宮の塔に上ればトスカーナの大パノラマ
街の向こうに広がる景色は中世の頃と変わらないのかも知れないなぁ~
緑が美しいトスカーナの大地
そして眼下には町の中心でもあるチステルナ広場。
井戸の水は地下の貯水池から汲み上げられ、戦前まで実際に使われていたそう。
広場に下りれば、ジェラート屋さんが競い合うように軒を連ねている。
元祖○○とか、○○賞を獲得とか、何処に行ったらいいのかさっぱりだ!(苦笑
とりあえず、列に並んでジェラートをゲット!きっとどこのジェラートも美味しいのだろうな~~
ジェラートを頬張り町の細い路地をそぞろ歩く。
自然と出てくる鼻歌は”小さな村の物語”の主題歌にもなっていたL’Appuntamento♪♪
この街の特産はサフランだけど、我家にはギリシャ産のサフランがまだ残っている。
買い物のお目当てはミケランジェロが好きだったと言う白ワインを買った。
”ヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミニャーノ”
(辛口でスッキリと飲みやすいワイン、2本しか買って来なかったのが悔やまれる・・・)
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