ミロス島のクリスタル ブルーの海をクルーズ!①海賊が隠れていたクレフティコ

ミロス島のクリスタル ブルーの海をクルーズ!①海賊が隠れていたクレフティコ

ミロス島に来たなら誰もが訪れるであろうサラキニコと同様に人気のアクティビティが島南部のクルージング。

海賊が隠れていた場所として有名なクレフティコは歩いては行くのは至難の業なので、殆どの人が大なり小なりのボートに乗って探検する事になる。

私達もポロニアの町にある代理店で申し込みをした(島では看板があちこちに出ている)。天気予報を見る限りミロス島のこの先1週間は毎日晴れで風も控えめの予報だったし、カウンターで対応してくれたお姉さんも当分風が強くなることはないから大丈夫だと思うわよと言っていたので翌々日でお願いしていた。

と言うのも、エーゲ海の真ん中に位置するキグラデス諸島は風が吹く事で有名。一度吹くと3,4日はずーっと強風なんてことは良くあって、この時も風が吹いたら海が荒れるので、船酔いしやすい私は風が吹かない事だけを祈っていた。

翌日も晴天&そよ風ぐらいのパーフェクトな天気だったのに、だのに、当日は朝も明けぬ早朝からピュ~~~ピュ~~と風の音で目が覚めたのです!え~~~~~~マジ?普段あまりマジ!って言わない私でもマジ!!って言いたくなるほどの風が吹いている。外を見てみれば海は風で波が立っていたのが遠くからでも見えた。はぁ~~~~~~~溜息しかでないよ!

もしかしたら、クルーズが始まる頃には風も収まるかもよ~と呑気なBenoitはまた寝息をたてて寝てしまったけれど、船酔いが怖い私には大問題で、それっきり寝られず、目の下にクマを作って不機嫌な朝を迎えた。結局風は最大時よりも小さくなったものの、風は一向に収まる気配はなく、クルージングを主催するキャプテンからも欠航の連絡もなく、テンションが下がったままで朝ごはんを済ませ、9時過ぎにお迎えの車に乗り込んだ。

プライヴェートなクルージングではなく10名ほどの小人数でのクルージングはヨットの出発地点が島南部の真ん中ほどにあるプロヴァタスビーチ。そこまで車で連れて行ってくれる。(主催者に寄って出発地点は違うよう。)

早朝の荒れた海には誰一人もいなく、ビーチには一つのゴムボート、どんよりした空の下、沖には120度位の間を白いマストが左右に揺れ、ギィーーギィーーーとイヤな音をさながらせヨットが停泊していた。それを見て一瞬固まる私達(私の脳内にはマストの揺れが恐怖映画の効果音を放つメトロノームの音に聞こえてきた。ゆっくり、カチ カチと・・・・)

言葉を発しなくとも、あ~~~いやだな~乗りたくないなぁ~と言う表情は見て取れたんだと思う。それ見たスタッフは大丈夫だよ!ここから見るとスゴイ揺れに見えるけど、一度ヨットに乗ってしまえば揺れはあまり感じないからと・・・・・・・・・・・・・・・全くもって大丈夫そうには見えないけど、今更引き返すことは出来ないので、ゴムボートから沖で揺れるヨットに乗り込んだ。

言われた通りで、乗ってしまえば外から見ているよりマシで、ヨットがエンジンをかけ動き出すと更にマシになった。

時間が経つにつれて雲が覆っていた空も次第に青が広がり、やっとクルージング日和の天気になったのです。

風が強い間は写真も撮る気にならなかったけれど、晴れて青空が広がっていくのに比例して海も碧く輝いてくるし、私の気分もUP

向かい風だったこともあり1時間後位にクレフティコに着いた。Kleftiko=泥棒の意味。

海の泥棒である海賊たちが隠れていたかつての秘密の湾は、その入り口を塞ぐ様に垂直に切り立った岩が幾重にも重なって出来ていてとても印象的。

大きな船ではケーブやアーチをくぐれないので、再びゴムボートに乗って辺りを案内してくれる。小さなゴムボートなので、カップルやグループごとに分かれて、いざ海賊たちの隠れ場所を探検!他の人達は待っている間に海に飛び込んで好き勝手に泳いでいる。

太陽の陽で輝くクリスタル ブルー&グリーンの海。

本当に、こんな所に隠れていたら海側からは何もみえないもの~

年月をかけて削られた洞窟は隠れるには持ってこいの場所!

地中海で海賊と言えば有名なのが16世紀の海賊バルバロス ハイレッディンとバルバロス オロチ兄弟。彼らはレスボス島出身(ギリシャとトルコのハーフ?)だと言われていて、ヨーロッパでは通称バルバロッサ(イタリア語で赤ひげ)と呼ばれている。

とにかく海が綺麗!

ゴムボートを操縦する間持ってて~と、トマトやキュウリを持たされたBenoit

ヨットに戻る前に、ランチ用の野菜を取りに行くからと、他のボートに寄ったりとっても自由なツアー。

ヨットの上ではクラッカーなどと一緒にアペリティフが振る舞われたけれど、ここでアルコールを飲んだら酔いそうなので、大人しくコーラを飲んだ。

船は来た道を戻りつつ、今度は島の東南部分のビーチへと進む。

ミロス島のクルージングは後半へとつづく・・・・

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