ヒオス島の誰もいなくなったアナヴァトス村
虐殺があった島としても知られているヒオス島
岩山に張り付くようにある村アナヴァトス。
建物と山が同じような色で、写真で見た事のある南イタリアのマテーラにちょっと雰囲気が似ている。
もちろん誰もいない・・・
ヒューヒューと言う風の音とコツコツと言う私の靴の音だけが静かな村に響き渡った・・・
画家ドラクロアが書いた『ヒオの虐殺』の絵ではトルコ軍によって虐殺された様に描かれてるけど、
トルコ軍ではなくて1882年独立戦争時、ギリシャの独立派に寄って殺されたと言う説もあり、
どちらが正しいのかなぁ・・わからない・・
でもこのアナヴァトスの村もほとんどの島民が殺され、
1881年の地震によって村人は誰もいなくなってしまったらしい・・・
頂上には教会があるらしいのだけど、立ち入り禁止のマークがあったので、柵は開いていたけど、
一人だし何かあると大変だから、そのまま引き返してきた。
冬の間は誰もいないけど、夏のシーズン中は誰かが観光客あいてに店を開いてるのかもしれない・・
新しいドアもあったし、電気や水道も通っているみたいだった。
村の入り口には家と教会があって、話声が聞こえたので、教会の人かもしれない・・・
最後にもう一度振り返って、廃墟となった村を見てみる、
どんよ~りとした空に石の家がやけに寒々しく感じた・・・・
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