ラサのセラゴンパで問答修行と美しい砂曼荼羅を見る
チベットと言って思いつくのが、『密教』→小さな小部屋で仏僧が書きあげる砂の曼荼羅が私のイメージにあった。
ポタラ宮内では見る事がなかったので、ガイドのチャン氏に聞いてみると、
これから行くセラ寺(ゴンパ)で見る事が出来ると言われて嬉しくなった!
その前に時間があったので、尼僧の寺へ
ジョカン寺近くにある小さな寺だけど
花がそこかしこにある所にやっぱり女性らしさを感じる
丁度、昼飯の支度をしてる最中だった。
そうそう、チベットに来てずーっと付き合う事になる匂いの一つにこのキャンドルの匂いがある。
キャンドルと言うと聞こえがいいけど、これはヤク(毛足の長い牛)から出来だバター!
信仰深い信者が訪ねては、スプーンなどですくって、足して行くのだ。
これが何とも言えない濃厚なチベット臭のうちのひとつとして鼻の奥に記憶されることになるとは思ってもいなかった。
白壁に黒枠はチベットで良く見かける窓。
ラサの中心からもすぐのセラ ゴンパ
最盛期には5500人以上の僧侶がここで修行に励んでいたらしい
セラ ゴンパの小さな部屋の中に極彩色に彩られた箱が3つ並んでいて、ガラスの小窓から覗きこむと
その中にあった砂曼荼羅
その精密さと美しさに息が止まる・・・・・
ガラスのケースに入っているのでそんな事はないのだけど、
溜息で砂が飛んで行ってしまうのではないかと思うぐらい
四方から4人の僧侶が描き始め、だいたい4か月位で出来あがるのだそう。
普通は書き終えたら、壊して水に流してしまうのだけど、ここに3つ程残っている。
曼荼羅は仏教の世界観を表したものと認識してるけど、
仏教ってキリスト教などと比べるともっと哲学的だな~とふと思ったり・・・・・
ここでは平日の3時から若い修行僧による問答修行が見られると言う
さっそく行って見ると
中庭に何人かの僧侶がいた!
独特のジェスチャーがちょっと笑みを誘う。
これを観てて、何だかアニメの『一休さん』を想い出した。
あのとんちは、この問答修行から来るのかしら?なんてね~
周りには大きなカメラを構えた沢山の観光客! (シュールな世界)
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