満月の明かりで見る荘厳なアンコールワット
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この日はアンコールワットでサンライズを見る予定にしていた私達、朝4時半に起きて、軽食も取らずに5時にはガイドと共にアマンサラを出発。私達夫婦を初日からずーっと案内してくれた彼と歩くアンコール遺跡群も今日が最後になる。
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アマンサラではアンコールワットを見学する時は、一般の人達とは違う東門から入り、一足先に中の見学も出来るよう。
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5:20にはアンコールワットの東門に着いて、暗い森の中、薄明るい空の光を頼りに歩いて行くと、その先には満月に照らされたアンコールワットの姿があった。
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ゆっくりと薄明るくなる空は起きた時よりも雲が多めで朧月になっているけれど、もわぁ~~~~んとした雰囲気が幻想的でもある。それに、こんな景色を見てるのが私達だけって言うのは本当に贅沢。
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20分ほどここで満月を眺め、西側へ移動。
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すると、やはり西側の池の前には沢山の人達が日の出を待っていた。きっとコロナ前はこんなもんではなかったはずだけど、ずーっと誰もいない遺跡巡りをしてきたので、こんな人数は今回初めてだった。
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この日は月が沈むのがが6:47amで、太陽が昇るのが5:44amと太陽が昇っても月が残っている日なので、白い満月が見られるかなぁ~と思ったけれど、雲が多く立ち込めていて、そんなこともなく、オレンジ色の空に黒いアンコールワットのシルエットと言う皆が期待している景色は見られもそうもなかった。
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なので取り合えず、水に映る逆さアンコールだけは撮って6時ちょっと過ぎに中に入ることにした。
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三重の回廊に囲まれ、5つの祠堂が中心にそびえ立つアンコールワット、3つの回廊のうち、外側の第一の回廊の壁面は見事なレリーフが施されていて、ついつい足が止まる。
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長い年月の間、たくさんの人に触られツルツルになったレリーフ。
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今はロープが張られて触れないようになっている。
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アンコールワットではかなりの数のデバター(女神)を見ることが出来る。その数2000以上とも言われ、第二回廊や、急階段を登った上にある第三回廊が特に多くの連子窓と一緒に美しく残っている。
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よーく見ると顔もそれぞれ違っていて、魅惑の微笑みをたたえている。
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上部にあったレリーフ、頭の飾りはとっても細かいし、スカートの柄も見える程。
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でも時々、未完のレリーフも有ったりするのよね、これはこれで、どうやって彫っていくのか過程が分かって面白い。
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アンコールワットは12世紀前半に当時の王がヒンドゥー教の神様ビシュヌをまつる寺院として建てたヒンドゥー教寺院。
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同じ12世紀でも末に建てられたアンコールトムのバイヨン寺院は仏教寺院と、同じ12世紀でもその時の王の信仰する宗教によって違う。
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20年ぐらい前に来た時はちゃんと見てなかったのか、覚えていないのだけど、朱色が残っている部分があった。
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当時は本当に凄かったんだろうなぁ~~~
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ヒンドゥー教の神様ビシュヌ
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中を見学していたのは1時間ちょっと。その間に青空も少しずつ見えるようになっていた。
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